生産現場の様々な情報を収集・集約し、問題点の早期把握・対策・改善を行います
MES(Manufacturing Execution System)とは「製造実行システム」のことを指し、製造工程の状態の把握や管理、作業者への指示や支援などをリアルタイムで行うシステムです。MESを活用することで、生産工程が可視化され属人化の解消に繋がります。具体的には、生産ラインの各製造工程と連携して、製造オペレーションの制御や可視化を行い、スケジュール管理や品質管理、データ収集などの機能を目的に応じて利用することができます。
簡単導入・簡単操作! 製造現場の「今」が見える、分析できる
製造現場の様々な情報を一元管理!問題の早期発見、コストダウン、品質向上をサポート
IB-Mesは工場などモノづくりの現場における様々な情報を収集、集約して管理し、問題点の把握や早期対策・改善をサポートするシステムです。生産進捗管理、品質管理、設備管理、労務管理のそれぞれの分野をIB-Mesプラットフォーム上で一元管理。
日々の生産状況をタイムリーに把握でき、コストダウンや品質向上をサポートします。
また、IB-Mes上で一元管理されたデータをトレーサビリティや分析に利用することで、生産活動、改善活動、工場稼働率、品質管理の向上に活用することができます。製造業で取り組みたい基本的な機能を網羅してます。
IB-Mesには標準機能である生産進捗管理、品質管理、設備管理、労務管理を搭載しています。
生産と進捗が一目でわかる
今現在、各設備が何を生産し何時に終わる予定なのかを一覧で確認。また、稼働状態を色分け表示することで、工場全体の状況を一目で把握することが可能。
■ 生産品目一覧オペレーターへ、生産設備ごとの生産日程計画「いつ・どこで・何を・どれだけ生産するのか」を指示。また、生産作業後は実績も確認することが可能なため、作業変更の意思決定を支援。
■ 作業変更着工順や指示数の変更、また生産設備や翌日以降の生産日への振替など、作業変更への柔軟な対応が可能。
■ 在庫一覧材料・半製品・製品の在庫状況をリアルタイムに把握することで、余剰在庫の削減を支援。
過去の結果グラフを確認しながら検査できる
オペレーターによる検査成績書のリアルタイム入力により、事務作業削減による業務時間の短縮を実現。
■ 不良入力不良登録は現象、部位を選択するだけの簡単操作で、作業者に負担をかけずに登録が可能。不良情報や手直し処置を登録し、不良発生要因の分析に活用。
■ 検査・不良履歴いつ不良が発生したのか、どんな検査をしたのかを一覧で確認。不良項目などを分析ツールを使って顕在化することで、可動率の向上と製造コスト削減に活用。
■ マスタ管理不良現象や検査成績書など、システム上でも追加/編集/削除が可能。
設備の状況をリアルタイムに把握
出来高信号や停止信号を自動収集することで、作業者の入力工数を削減。
■ 設備停止履歴「いつ・どんな理由で設備が停止したのか」一覧で確認。設備の停止時間に対して停止理由を登録することで停止原因の分析をサポート。さらに時間分割機能を活用することで、より詳細な分析をサポートし、可動率の向上と製造コストの削減を支援。
■ 製造条件履歴生産開始時の製造条件や製造プロセスデータ値を記録し、不要な不良発生の防止をサポート。
■ 設備保全(オプション)温度や電圧、回転数などの信号を自動取得し、設定した閾値を超えた場合にはアラートで通知。また取得データは一覧やグラフにてタイムリーに閲覧可能。さらに日/月/年などでサマリしたデータをグラフで確認することも可能。
※設備から取得できないデータは、外部センサーを使用することで対応可能。
どこで・だれが・どれだけ作業したのかを記録し、リアルタイムに把握
「どの作業区で・誰が・どれだけの作業をしたか」を記録・管理。
■ 付帯作業登録会議や5Sなど、生産に関わらない付帯作業の情報を入力・管理。
サイクルタイムとタクトタイムがイコールになるように、付帯作業の改善に活用。
作業情報を履歴として確認、業務の分析・改善をサポート。特に気になる付帯作業の情報はサマリデータとして同画面に表示。
作業区ごと、作業者ごとの作業履歴を一目で確認可能。
作業実績の追加/編集/削除が可能。
原因解析・影響分析・変化点など多角的なトレーサビリティが可能
ロットを設定しておくことで製品不備が発生した際、正確にその影響範囲を特定することが可能。また、被害の極小化と問い合わせに対して速やかに対応することが可能。
■ トレースフォワード(影響分析)問題の部品や原材料を使用した製品を特定し、不良出荷を未然に防ぎ、品質向上をサポート。
■ 変化点トレーサビリティ部品や製品を生産する時に何が起こったのか、全ての出来事を時系列で横断的に追跡可能。
製造条件の変更が原因なのか、設備停止後の作業に原因があったのか、など原因分析をサポート。
一元管理されたデータをもとに、複雑な操作や細かい設定は一切不要で分析可能
収集したデータから多角的な分析を行う事で、素早く、正確に問題点を把握でき、効果的な改善を行う事が可能。経営層、管理者、リーダー、作業者が同じ情報を共有し分析する事で、今後の生産活動、カイゼン活動、工場稼働率、品質管理の向上に活用することができます。
IB-Mesには標準機能である生産進捗管理、品質管理、設備管理、労務管理を基に必要な機能を取捨選択してカスタマイズが可能です。
また標準機能に加え、保全、構内物流、製造条件などのアドオンも追加できるので、自社にあわせた機能拡張ができます。
既存のシステムとの連携にも対応致します。
導入時のヒアリングや提案はもちろん、開発を経て運用保守までをトータルにサポートできるのも特徴です。
設備保全
Predictive maintenance
稼働時間やショット数に基づき設備、および部品の交換時期を通知する事により、設備の保全だけでなく、より精度の高い点検、部品管理が可能となります。
設備監視
Facility monitoring
カメラを設置し、設備異常発生時の状況を動画で分析。離れた場所から閲覧が可能になり、即座に対応が可能となります。
製造プロセス監視
Production condition monitoring
設備の設定値や環境値などの製造条件を収集し、変化点を分析。トレーサビリティの分析データとして活用。さらに設備保全で取得した実行地と合わせて活用することで分析の幅が広がります。また、過去のデータから生産進捗に同期した製品や半製品の搬送や、金型・材料の用意など、動線的無駄を改善し、生産効率の向上に貢献します。最適な指示が実現できるため、構内物流コストの低減をめざします。
生産進捗管理
品質管理
労務管理
トレーサビリティ
分析
構内物流
Facility logistics
生産進捗に同期した製品や半製品の搬送や、金型・材料の用意など、動線的無駄を改善し、生産効率の向上に貢献します。最適な指示が実現できるため、構内物流コストの低減をめざします。
アンドン
Andon
「見える化」から「見せる化」へ。自由なレイアウトでリアルタイムに製造現場の状態を把握。外部システムとの連携やWEB出力機能も搭載し、充実の機能で「見せる化」を実現。
クラウド連携
Cloud collaboration
各種クラウドサービスにて、製造実行データと設備データを紐づけ、横断的に分析を行うことが可能。強力なBIツールを使用してグラフ化やレポートの発行、機械学習の利用などデータ活用の幅が広がります。
「まずはお試しで1ラインから始めたい」お客様のお声にお応えして、トライアルプランをご用意いたしました。
トライアルと言っても、IoT化や設備データの収集・製造現場の見える化・改善をしっかりと体感頂けるよう、ヒアリングやクランプセンサの
貸し出しなども行い、具体的な運用イメージを持ってご試用頂けます。
機能・仕様
主な機能 | 生産進捗管理、品質管理、設備管理、労務管理、トレーサビリティ、簡易分析など |
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オプション | 設備保全、設備監視、製造プロセス監視、構内物流、あんどん、クラウド連携 |
サーバ
CPU | CPU:3GHz以上、かつ4コア以上 |
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メモリ | 16GB以上 |
ハードディスク | 5GB以上(+使用データ量) |
クライアント
CPU | CPU:2GHz以上、かつ2コア以上 |
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メモリ | 4GB以上 |
ハードディスク | 1GB以上 |
ⅮⅩ実現にむけた販売・生産管理システムのご提案、
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ソリューションをワンストップでサポートします。